お題「花火にまつわる思い出を教えてください」ー危険な花火
花火といえば、思い出すのはあの熱い思い出…。
毎年夏になると、東京で貿易関係の会社を経営するおじさん(祖父の弟)が、珍しい高級品や外国製のものをお土産に持って地元に帰ってきました。
ある夏、そのおじさんが外国製の花火をお土産に持ってきてくださいました。
当時8歳くらいだったので、どこの国のものだったか忘れてしまいましたが、日本のものに比べてカラフルで洗練されたデザインだったので、しばらく眺めて過ごしていました。
夏も終わりに近づき、おしゃれな花火の外観を十分に楽しんだところで、そろそろ遊ぼうかということになり、火をつけてみました。
パッケージほどの華やかさはありませんでしたが、どことなくいつもの花火とは異なる趣きを楽しんでいました。
そして、数本目に火をつけたところ、なんと、火が逆方向ーつまり手に向かって吹き出してきました。
持ち方を間違えたわけではありません。
おそらく不良品だったのでしょう。
すぐに手を離したので大事には至りませんでしたが、指を少し火傷してしまいました。
それ以来、花火に火をつける時は必ず持ち手の端を持ち、身体から遠く離すようになりました。
とはいえ、そのような危険な花火に出会ったのは後にも先にもこの1回きりです。
日本国内の店舗で普通に販売されている花火であれば、まず安全性に問題はないと思います。
パッケージに記載されている注意事項にしたがって、今年の夏も安全に花火を楽しみたいですね。
万が一、花火で事故が起こった場合は、購入した店舗もしくは(公社)日本煙火協会、(公社)日本煙火協会検査所へ連絡するようにしましょう。
↓詳しくはこちらの(公社)日本煙火協会のページをご覧ください。
安全とマナー | おもちゃ花火 | 公益社団法人 日本煙火協会
桃を食べたら元気が出た話
桃の美味しい季節になりました。
暑い日には特に桃が食べたくなります。
桃のあの可愛らしい外観、そして、柔らかい食感、そして程よく瑞々しい甘さはまさに「フルーツ界の癒し系」。
桃にしてもスイカにしても、夏の乾いた身体への水分補給に適したフルーツが夏に実るというサイクルは、本当によくできていますね。
ところで、実は最近何をしても、何を食べても力が出ない感じが続いていました。急に暑くなったので、身体が気温の変化に順応できなくなっていたのかもしれません。
ところが、さきほど食後に桃を食べたところ、なぜか急に元気が回復しました。
え?何で??
自分に不足しがちな栄養素が桃に含まれているのでしょうか?
というわけで、桃の栄養価を調べてみました。
【桃の主な栄養素】
・果糖
単糖類なので早く体内に吸収されエネルギーになる。
・カリウム
余分なナトリウムを排出し、むくみを改善する効果あり。
・ペクチン
整腸作用のある水溶性食物繊維。
・ビタミンC
コラーゲンの生成に必須。
・ビタミンE
強い抗酸化作用あり。
疲労回復に即効性のある糖分に加え、ビタミン・ミネラルも豊富。
確かに、夏の栄養補給にピッタリですね。
そういえば、特別な武術の訓練を受けたわけでもなさそうな桃太郎が、鬼退治に行くという素っ頓狂なことを言い出したのも、桃パワーで体力が有り余っていたからかもしれません。
暑い日々が続くなか、疲れがなかなか取れないという方はぜひ桃を食べて体力を回復させましょう。
ローザンヌ国際バレエコンクール2023ー山本康介さんの解説について語る
毎年恒例、ローザンヌ国際バレエコンクール決選の様子が7月8日にNHK Eテレで放送されました。
普段バレエは見ないけど、この放送だけは毎年見るという方もいらっしゃるくらい、日本ではお馴染みのコンクールです。
この放送については、ダンサーの演技はもちろん、解説を楽しみにしているという方もいらっしゃると思います。
ここ数年の解説者は、元バーミンガム・ロイヤル・バレエ団ファーストソリストの山本康介さん。
この山本さんの解説が、本当に素晴らしい。
声の大きさ、口調、話すスピードなどが適切で聞きやすいというのもありますが、それ以上に踊りから受ける印象を言語化する能力が際立っているのです。
以下、今回の放送の中から山本さんの解説で自分的に腑に落ちた例を3つご紹介します。
1.オーストラリアの女子出場者(タリスマン女性va.)
自分の印象:きれいだけど、ちょっと退屈
【解説】
「身体的要素はとても美しい。ただちょっと動きの中のアクセント、力強いところに欠けるというか瞬発力ですね…音のアクセントと一緒にもう少し決まった『型』があるときれいに見える」
退屈に感じた理由がわかりました。
2.アメリカの男子出場者(コッペリア フランツのva.)
自分の印象:肩がかたい?
【解説】
「胸が閉じているのと肩の姿勢のせいもあり、腕の動かし方が小さく見えてしまう。もう少し上半身をリラックスして大きく動けるようになれば踊りももっと大きく見えるようになる」
なるほど。もしかすると、緊張していたのかもしれませんね。
3.韓国の女子出場者(コッペリア スワニルダのva.)
自分の印象:テクニックすごいけど、何かくどい
【解説】
「(個人的な意見、と前置きしたうえで)クラシックバレエと言う表現においては見せ方が強すぎる。…少しこれ見よがしの印象が強い。」
なるほど。テクニックに余裕があるがゆえに、クラシックバレエとしての表現の域をちょっと超えた感じでしたね。ただ、観客や審査員からの評価は良かったようなので、「コンクールの演技」としては許容範囲なのかもしれません。
山本さんは、コンクールの演技だけでなく、将来的に舞台で全幕物のバレエを踊るために必要な要素が備わっているかどうかを重視した解説をされているように感じます。
以上、3例だけ挙げましたが、本当は全員分の「自分のぼんやりした印象」と言語化された解説を紹介したいくらいです。
さて、今回の順位は、予想と全く異なるものでした。
山本さんにとっても意外だったようですが、それこそが審査員を複数のメンバーで構成する理由だと説明されていました。
「複数の人間が集まって試行錯誤して審査する。違う審査員になれば、また違う結果になる。本来、バレエは比べるべきものではないから。」と。
そう、バレエはスポーツではないので、本来順位を競うものではありませんからね。
放送が終わったばかりですが、また来年の放送も楽しみにしています。
土曜夜市のほろ苦い思い出
夕方、窓を開けると近くの商店街の方から香ばしい匂いが漂ってきました。
そう、今日は「土曜夜市」の日です。
この辺りでは7月に入ると毎週土曜日に商店街で「土曜夜市」が行われるのです。
普段は閑散としている近くの商店街も、この日だけは中高生や親子連れで賑わいます。
子どもの頃住んでいた地域も、夏に「土曜夜市」が行われていて、ほぼ毎週出かけては屋台の物を食べたり、金魚すくいをしたりしたものです。
ふと、日本中でどのくらい「土曜夜市」が行われているのだろう、と思い「土曜夜市」というワードで検索してみました。
すると、近畿・中四国・九州の情報がほとんどであることに気づきました。
もしかして、「土曜夜市」って西日本だけのイベントなのでしょうか?
それとも、「土曜夜市」という名称を使うのが西日本に偏っているのでしょうか?
この辺りの事情、もし詳しい方がいらっしゃれば教えてくださいませ。
さて、「土曜夜市」といえば、忘れられない思い出があります。
小学校1年の頃だったでしょうか。
父と一緒に「土曜夜市」に出かけ、何かおもちゃを買ってもらいました。
すると、優しそうな店主が「おじいちゃんに買ってもらうの?良かったねえ。」と言うのです。
父は当時30代だったのですが、若干頭髪の生え際が後退していたので老けて見えたのでしょう。
私は必死に「おじいちゃんじゃない。お父さんです。」と言ったのですが、ご高齢の店主には聞こえなかったようで、さらに「優しそうなおじいちゃんねえ。」と満面の笑みで語り掛けてくるのでした。
そして、父は「おじいちゃん」と誤解されたまま、そのお店を後にすることになりました。
とはいえ、父は自ら頭髪が薄いことをネタにして笑いを取るタイプなので、大して気にしていないだろう、と思っていました。
ところが、最近、父と「土曜夜市」の話題になった時のこと。
「まろ(私)が小さい時、お店の人がお父さんのことを『おじいちゃん』って言ったの覚えてる?あの時のまろのきまずそうな顔が忘れられなくて…。」と突然の告白。
やっぱり父もあの時のことは忘れていないようです。
「土曜夜市」が始まると、父と気まずい雰囲気の中無言で帰宅したあの日のことをことを思い出すのでした。
ギフト選びの悩み
社会生活を送っていると、お祝いやお餞別、日ごろのお礼やお返しなど贈り物をしたり、いただいたりする機会があるものです。
夏の贈り物のシーズンとなり、お世話になっている方に何を贈るか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
自分の好みのものが喜ばれるとも限りませんし、食品だとアレルギーの問題もあります。また、日持ちのしないものを大量に送ると保管面で迷惑がかかるかもしれませんしね。
そこで、無難なのがタオルギフトです。
おそらく、タオルは日本でギフトとしてやり取りされる物ナンバー1といっても過言ではないでしょう。
とはいえ、子どもの頃は届いたものがタオルだとわかるととてもがっかりしたものです。
特にお中元やお返しなどでいただくタオルはひたすら地味で無難なデザインのものが殆どなので、とてもテンションが下がりました。
逆に嬉しかったのは、やはりお菓子の詰め合わせですね。
普段はなかなかお目にかからない高級クッキーやチョコレートの詰め合わせを贈ってくださる方には、勝手に好感度を上げていましたね。
と、子どもの頃のガッカリ贈答品ナンバー1だったタオルですけど(個人の見解です)、大人になった今ではタオルを贈る気持ちはよくわかります。
無難なデザインのものであれば嫌がる人はまずいませんし、腐ったりすることもないので迷惑をかける心配もありません。
また、もらう側としても、自分で買おうとすると意外と高いので、いただきもののストックがあると助かります。
というわけで、家族ぐるみのお付き合いでお子さんからの好感度を上げたい場合はお菓子、ソフトドリンクの詰め合わせなどが良いかもしれません。(アレルギーや体質などへの考慮は必要ですけどね。)
普段からお子さんとも親しくしていて好みがわかっている場合は、キャラクターの入ったギフト品なども喜ばれる可能性が高いですね。
自分の経験ですが、子どもの頃、引っ越しの時に近所のおばさまがサンリオの某キャラクターの入ったお稽古用バッグをくださったこと、今もよく覚えています。
でも、家族全員に喜ばれるものとなると難しいですね。
ちなみに、自分はここ数年、地元の特産フルーツを贈っています。
こちらの予算の都合、また相手方の保管場所を考えて、数は少なめで高級なものを選んでいます。(こちらも、アレルギーなどの確認は必要ですけどね。)
生の物なので不在がちな方には不向きですが、年齢や家族構成に関わらず喜ばれるのでおすすめです。
でも、贈り先とそこまで親しい間柄ではない、とりあえずお返しがしたい、好みのわかれない無難なものにしたいという場合は、やはりタオルがおすすめです。
タオルギフト最強🎁✨
子どもの頃に勘違いしていた、ちょっと恥ずかしいこと
子どもの頃、私はある謎の言葉を発していました。
その言葉とは、
「おんなんじん」。
親によると、あちこちでこの言葉を発しては周りの大人を困惑させていたそうです。
「おんなんじん」とは何か?
意味は「同じ」。
幼い私は、「同じ」という言葉を「おなじ」と言ったり「おんなじ」と言ったりするのを聞き、「ん」を入れることにより「同じ」度が強調されると勝手に解釈したようです。
おなじ<おんなじ<おんなんじ<おんなんじん
↑
こんな感じですね。
その応用で、他の言葉にもやたらと「ん」を入れて強調しようとしていたそうです。
我ながら意味不明ですが、ちょっと可愛くないですか?(可愛くないですね。)
人は未知の物事や状況に遭遇した時、自分の限られた知識や経験をもとに理解・対応しようとするものです。
幼い私も「おなじ」という言葉と「おんなじ」という言葉を聞き、自分なりに言葉の法則を探り出そうと頑張ったのでしょう。
大人にとっては謎の言葉も、子どもにとっては考えた末の言葉なのかもしれませんね。
マスクを外せない理由
新型コロナ5類移行にともない、わが職場のマスク着用ルールも「必須」から「任意」になり、マスクを着けない人が増えてきました。
それにより、ある問題が発生しています。
その問題とは…
職場に知らない人が多数発生していることです。
いえ、正確には「知らない人」ではないのです。
転出入の多いわが職場には、マスク必須の時期に異動・入社してきた人が全体の3割ほどいます。
職場内では着用が義務付けられていましたので、その新入りさんたちの顔を「マスクを含めた顔」で認識していました。
そして、無意識のうちに、マスクで見えない鼻から下の部分を勝手に想像していたようです。
ところが、実際にマスクを外した顔は殆どが予想外のお顔立ちでした。
それで、「あの席に座っている人は誰?」「あの人、どこの部署の人?」と、知らない人が多数発生する問題が生じているのです。
ちなみに、この件について同僚と話をしたところ、「人間は見えない部分は勝手に美化してしまう傾向にあるらしい」ということで意見が一致しました。
というわけで、「あのブサイク誰?」と新入りさんたちから思われないように、当分はマスクを着用しようと思います。