子どもの頃に勘違いしていた、ちょっと恥ずかしいこと
子どもの頃、私はある謎の言葉を発していました。
その言葉とは、
「おんなんじん」。
親によると、あちこちでこの言葉を発しては周りの大人を困惑させていたそうです。
「おんなんじん」とは何か?
意味は「同じ」。
幼い私は、「同じ」という言葉を「おなじ」と言ったり「おんなじ」と言ったりするのを聞き、「ん」を入れることにより「同じ」度が強調されると勝手に解釈したようです。
おなじ<おんなじ<おんなんじ<おんなんじん
↑
こんな感じですね。
その応用で、他の言葉にもやたらと「ん」を入れて強調しようとしていたそうです。
我ながら意味不明ですが、ちょっと可愛くないですか?(可愛くないですね。)
人は未知の物事や状況に遭遇した時、自分の限られた知識や経験をもとに理解・対応しようとするものです。
幼い私も「おなじ」という言葉と「おんなじ」という言葉を聞き、自分なりに言葉の法則を探り出そうと頑張ったのでしょう。
大人にとっては謎の言葉も、子どもにとっては考えた末の言葉なのかもしれませんね。